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人生の悲劇は「よい子」に始まる [子育て]


人生の悲劇は「よい子」に始まる―見せかけの性格が抱える問題

今この本の半分位を読んでいるところです。

私と母の関係にも思い当たることが沢山書かれていました。
また娘と私の関係にも思い当たることが沢山書かれていました。

今、子育ての壁にぶち当たってます(汗)

私は子育てを何処かで恐いと思っています。

これで良いのだろうか?と不安でもあります。

そして昔の私のような子供を育ててしまうのではないかと不安でたまりません。

私は小学校の6年生の終り頃から、徐々に引きこもり、中学2年から高校1年頃には学校にも数えるほどしか行っていません。

たまに友達と遊びに行ったり、家でブラブラしたりそんな生活を送っていました。

自分自身、なぜ引きこもるのか?

なぜ学校に行きたくないのか解りませんでした。

この本を読んでいて少し見えたような気がしています。

母も辛かったでしょうが、

私にとっても、凄く辛い日々でした。

いじめられていた訳ではありません。
友人にも恵まれていたと思います。

この時期のことを悔やんでいる訳でもありません。

この時の自分があって今の自分がいると思います。

でもそれは今があるから言えること。

子供にはこの時期の苦しさを出来れば体験しいて欲しくないです。

前にも書いたと思うのですが、小学4年生位の時でしょうか、父が心筋梗塞で倒れ、生活環境がガラッと変わりました。

忙しく家に殆ど居なかった父が、ほぼ毎日家に居るようになり。

母が働くようになりました。

父がオナーになりスナックを始めたので、母はそこで働くようになりました。

それまでも母は以前していた父の仕事を手伝っていたので、専業主婦ではなかったのですが...

母の昼夜逆の生活が始まりました。

思い返せばその辺から私はちょっとおかしくなってきたように思います。

と言っても、朝は必ず起きてくれていましたし母も努力してくれていたと思います。

学校から帰宅すると母は居ないか、寝ているか、どちらかでした。

そして起きて私が夕飯を食べている横で仕度をしてお店に出ていくという生活でした。

父も最初のうちは毎晩その店に通っていたので、夜は当時一緒に暮らしていた祖父と私の2人きりでした。

祖父は自分の部屋でテレビを観て、9時くらいには寝ていたので、一人のようなものでした。

母がお店に行く前に、私は母の邪魔をするようになりました。

グズリだしたり、喧嘩をふっかけたり。

どんなことをしても母は、出かけて行きました。

でも淋しいという言葉だけは言ってはいけないような気がして言いませんでした。

その頃から、私の感じていない振りをする訓練が始まってしまったのだと思います。

「週1度だけでも休んでくれないか?」

と言ったこともありました。

でもそれも受け入れてもらえませんでした。

従業員の人も何人もいたし、母が毎日行く必要があるようには私には見えませんでした。

その頃父と母の中も大分ギクシャクしていたので、店が母の逃げ場でもあったのかもしれません。

ある時、母が私の名前を店で名乗っているのを知りました。

私は何故かとても傷つき、母に

私「私の名前を使うのを辞めて!」

と言いました。

母「何もあんたの名前を使っている訳じゃない!○○なんて名前そこら中にウヨウヨいるでしょ!大きなお世話よ!」

というような答えでした。

幼かった私は、理不尽だと思いつつ、それ以上何も言えませんでした。

きっかけだったかは、解りませんが、その後徐々に無気力になり何もやる気がおきなくなりました。

多分、私の中に、何を言っても受け入れられないという体験が残ったのだと思います。

〜続く(?)〜


2005-05-11 23:55  nice!(1)  コメント(11)  トラックバック(0) 
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コメント 11

sweet_and_dry

はじめまして。
記事のタイトルが気になってやってきました。
5歳と2歳の子どもがいるのですが、ワタシも
子育てに対し「これで良いのかな?」と
不安になるコトがよくあります。
今度、書店で見つけたら買ってみようっと。
by sweet_and_dry (2005-05-11 17:24) 

pon

ついに、この本を・・・
まあ、オイラが皆さんにお薦めしてるのが、読めば解かりますよね・・・
子育ての参考には良いと思います。

続きも楽しみに待ってま~す
by pon (2005-05-11 20:51) 

とても気になる話ですね。
私も母子家庭だったので・・・。
一般の家庭とは少し違った
環境であったのは確かでした。
続き読ませていただきます。
by (2005-05-12 11:27) 

barbie

ぽっかぽかさんと同じような年頃の時に、父が網膜剥離になり入院。母はほとんど病院につきっきりで一つ下の妹と私だけが残されました。家政婦さんが来たものの寂しさを埋められるわけでなし、無気力で何をする気にもなれませんでした。ぽっかぽかさんちと比べたら、父の入院期間は僅かなもので比べものにはなりませんが、親に対して「寂しいという言葉だけはいってはいけない」、「お姉ちゃんなんだからしっかりしないといけない」と思っていました。ぽっかぽかさんのお話、続きを読ませてくださいね。
by barbie (2005-05-12 12:34) 

umeji

う~ん、心の思いを良かったら吐き出してください。
見守らせてもらいます。
by umeji (2005-05-12 22:36) 

たー坊ママ

はじめまして!切ない話ですね。続きがとても気になります。
by たー坊ママ (2005-05-13 11:35) 

綺華

自分のブログの関連記事にあったので読ませていただきました。

子供の頃の記憶って、ある時急に生々しく
思い出されたりするんです(私だけ?)。
私だけかもしれないけど、書くことで昇華出来る事もあるみたいなので
~続く~の後があるなら、読ませていただきたいと思ってます。
by 綺華 (2005-05-13 13:01) 

koza

親が娘の名を名乗っているというのは、
親としてはどんな気分なんだろう?
別人格になるために名前を変える、ということかな。
それが娘の名前なら、自分の中でイメージを作り出しやすいのか。
〜続く〜が気になります。
by koza (2005-05-14 22:56) 

気になる本です。
私もいわゆる「よい子」になることで両親に認めてもらおうとしていた
子供でしたから。
子育てのことも、私には今子供はいませんが、自分の感情だけで怒ったり、
傷つくことを平気で言ったり・・・と過去母がやってきたことを繰り返さずに
育てられるか心配です。
きっとそんな私だからいまだにシングルなのでは?と思ったりします。

それはおいておいて。

子育ては未知の体験なのですから、不安にならない人はいません。
ぽっかぽかさんは、自分の心の傷のこともわかっていらっしゃるようですし、
負の連鎖をお子さんの世代に持ち越さないよう、努力もされているのだと
思います。
ただ、最終的に大切なことは、「お母様を許すこと」だと思います。
お母様から受けた負の連鎖を断ち切れば、お子さんにもその影響は
行かないでしょう?
言葉で言うと簡単ですが、実はまだ私にもできないことです。
でもいずれやらなければいけないことだと思っています。
一緒に頑張りましょう♪
by (2005-05-15 23:19) 

nikukyu

私も、自分の子どもがみたいな娘になったらいやだなぁという思いから、
女の子じゃなくて男の子をのぞんでいたんです。
私は、母親とすごく仲が悪いから・・・。
生まれつき、相性が悪いとは、こういうことなんだと思って、
今は受け入れています。
私は、母親を反面教師にして、自分なりの子育てをしたいと思っています。
ぽっかぽかさんも、きっとそうなんじゃないかなぁ?
なんだか、似ている気がします。
by nikukyu (2005-05-17 00:27) 

ぽっかぽか

みなさんコメントありがとうございます☆
そしてコメントを返すのが遅れてごめんなさい。
何となくこの記事のコメント返しから遠のいていた私でした。

>レリョさん
いらっしゃいませ〜☆
是非、読んでみてください。
私の場合は自分を振り返る良い機会にもなりました。

>ラスカルさん
ありがとうございます☆

>820さん
いつもコメントありがとうございます。
今思えば私自身が自分の空想の中の一般の家庭にこだわり過ぎていて、そこに当てハマらない我が家は駄目だって、やり過ぎていたと思います。

>barbieさん
いつもありがとうございます。
私は2人姉妹の末っ子なのですが、姉は10歳離れていて、もう一人暮らしをしていたので、近くに一緒に悩んでくれたりする人もいなかったです。
barbieさんみたいなお姉さんが近くにいたら心強かったろうな〜。
(って人に頼ろうとしてる、ぽっかぽかでした。)

>umejiさん
ありがとうございます☆
心強いです♡

>ayakaさん
私もそうです。
特に子育てを始めてから、昔の自分とダブらせたり、思い出したりすることも多くなったように思います。
子育てって、昔の自分を振り返る時でもあるのかもしれませんね。

>こざきさん
う〜ん。どんな気持なんでしょうね?
母は昔から自分の名前が嫌いだと言っていましたので、自分以外の名前なら何でも良かったのかもしれませんね?

>eriさん
たまに、怒っている時の自分が、母とダブる時があって...
自分が昔嫌だなと感じていた母の怒り方に似ているかもしれないなんて、思ってしまうことも...
まだまだ修行が必要のようです。

>nikukyuさん
ありがとうございます。
私は母のことを受け入れられない自分を受け入れていなかったところが一番苦しかったんだと思います。
お互い子供には同じ苦しみを味あわせたくないですね〜。
がんばりましょう☆
by ぽっかぽか (2005-05-28 10:52) 

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